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8つの目標

マーケティングの目標

マーケティングの目標は1種類であってはならない。常に複数でなければならない。

  • 既存市場における既存の製品やサービスについての目標。
  • 製品、サービス、および市場の廃棄についての目標。

変化のための仕組みをもつ。もし、今これをやっていなかったらなば、今取り組むかを問う。答えが「ノー」ならば、今、何を、又、行動するか。成功してきた製品、方針、行動について、その延命を図るのではなく、計画的に廃棄を行う。

  • 既存の市場における新製品や新サービスについての目標。
  • 新しい市場についての目標。
  • 流通チャンネルについての目標。
  • アフターサービスについての目標。
  • 信用供与についての目標。

マーケティングの目標には2つの意思決定がいる。

  • 集中の目標(集中すべき分野の決定)
  • 市場地位の目標(市場においてめざすべき地位は、最大ではなく最適。)

マーケティングは顧客と市場の観点からみて、顧客にとっての効用、価値、価格、欲求、期待、現実、状況、行動、事情からスタートする。

人口構造の変化、経済構造の変化、流行と意識、競争状態の変化、今日の商品やサービスで満たされてない欲求は何か?を問い続けること。事業のうち何を捨てるか?顧客に価値を与えなくなった活動を廃止する。

この問いを体系的に真剣に問い続ける。 マーケティングを行う者だけが、市場におけるリーダーシップを手に入れる。顧客が代価を支払うのはマーケティングとイノベーションにおける成果と貢献に対してのみ。

イノベーションの目標

3種類のイノベーションがある。

  • 製品、サービスにおけるイノベーション。
  • 市場におけるイノベーションと消費者の行動や価値観におけるイノベーション。
  • 製品、サービスを市場にもっていくまでの間におけるイノベーション

がある。

マーケティングだけでは企業としての成功はない。静的な経済に存在するのは、手数料を貰うだけのブローカーか、何の価値も生まない投機家である。 企業が存在しうるのは、成長する経済のみである。企業こそ、成長と変化のための機関である。 イノベーションは新しい満足を生み出すことである。

経済的な商品やサービスを供給するだけでなく、よりよく、より経済的な商品とサービスを供給しなければならない。企業そのものは、より大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない。 イノベーションの結果もたらされるのは、値下げに留まらず、よりよい製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足である。

イノベーションは技術的なイノベーションに留まらず、経済的なイノベーション、社会的なイノベーションなど経済に関わること全てである。

人的資源の目標

マーケティングの考え方が必要。「われわれが欲しかつ必要とする種類の人材を惹きつけ、留めておくためには、○○○○における仕事をいかなるものとしなければならないか」「いかなる種類の人材を獲得できるか。それらの人材を惹きつけるには、何をしなければならないか」

資金の目標

マーケティングの考え方が必要「われわれが必要とする資金を引きつけ留めておくには、わが社への資金の投入を、いかに魅力あるものにしなければならないか」

物的資源の目標

○○○○独自のものにはなるが、最適さを必要とする。

生産性の目標

上記3、4、5、の経営資源を手に入れることは第一歩、それを経営資源から生産的なものにすることが重要な課題である。 経営資源の活用の度合いとその成果を見ていかなければならない。

各部門のマネジメントを比較するうえで最良の尺度となるのが生産性である。生産性は要素間のバランス。上記3つの経営資源について、生産性の目標を設定しなければならない。

社会的責任の目標

組織とは社会と経済の創造物である。社会や経済は、いかなる組織も一夜にして消滅させる力をもつ。組織は、社会や経済の許しがあって存在しているのであり、社会と経済が、その組織を有用かつ生産的な仕事をしているとみなしているかぎりにおいて、存続が許されているにすぎない。

マネジメントが、社会に対して責任があるために必要となる目標ではない。自らの組織に対して責任があるために必要とされる目標である。

必要条件としての利益の目標

これら(1〜7)諸々の目標を徹底的に検討し、設定して、初めて企業は「利益はどれだけ必要か」という問いに取り組むことができる。

利益とは、企業にとって存続の条件である。利益とは、未来の費用、事業を続けるための費用である。それは利益の極大についての計画ではなく、必要最小限の利益の計画が必要。ただこの必要最小限の利益は多くの企業の上げている利益や目標の利益を上回る場合が多い。

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