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イノベーション

イノベーションを理解するためのページ

イノベーションについて

イノベーションは、技術的なものだけにとどまらず、組織のイノベーション、マーケティング、モチベーションの新しいつくり方、社会的なイノベーションなどさまざまな領域にイノベーションをおこしていきます。

イノベーションの機関

マーケティングだけでは、企業としての成功はありません。静的な経済に存在するのは、手数料を貰うだけのブローカーか、何の価値を生まない投機家。

企業が存在しうるのは、成長する経済のみである。企業こそ、成長と変化のための機関である。

よりよい組織へ

イノベーションは新しい満足を生み出すことである。経済的な商品やサービスを供給するだけでなく、よりよく、より経済的な商品とサービスを供給しなければならない。

企業そのものは、より大きくなる必要はないが、常によりよくならなければならない。

イノベーションの領域

イノベーションの結果もたらされるのは、値下げに留まらず、よりよい製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足である。

また、イノベーションは技術的なイノベーションに留まらず、経済的なイノベーション、社会的なイノベーションなど経済に関わること全てである。

イノベーション3つ

  • 製品とサービスにおけるイノベーション。
  • 市場におけるイノベーションと消費者の行動や価値観におけるイノベーション。
  • 製品を市場にもっていくまでの間におけるイノベーション。

5つのイノベーション

  1. 新商品
  2. 新生産技術
  3. 新市場
  4. 材料の新供給源
  5. 新産業組織

これらの生産要素の新結合を企てることが、起業(enterprise)であり,その実行者が「起業家」(entrepreneur)です。イノベーションにより得られた新製品・新生産方式・新市場・新供給源・新組織が、新たな欲望を生み需要を伸します。

1)新商品
プロダクトイノベーション
イノベーションは、新しいコンビネーションを生み出すことです。たとえば、化粧品を男性に売ってみる。それまで対象は女性だと思っていたのに、「肌がきれいになりたい」というのは男も一緒だな、と。こういった新しいコンビネーションがプロダクトイノベーション。
2)新生産技術
プロセスイノベーション
同じ製品などを、新しい作り方、新しい生産方法の導入。日本が得意なイノベーションです。アメリカで発明されたものをより安くより良く作るなどがプロセスイノベーション。
3)新市場
ニューマーケット
新しいマーケットの発見。たとえば、ドンキホーテのコンセプト。あそこで何を売っているのか?ドンキホーテの社長は、「わたしたちは真夜中を売ってるんだ」と言っています。ドンキホーテは真夜中というマーケットを発見した。また、アジアのマーケット、早朝というマーケット、ネット上というマーケットがある。
ウォークマンも、製品としてはすでに出ていたテープレコーダーとヘッドフォンの組み合わせの製品だが、歩きながらステレオを聴く、というとんでもないマーケットをつくり出した。
4)材料の新供給源
材料
これはアルミからペットボトル、石炭からガソリンとか、新しい原材料の導入。ドイツは、現在、ガラスびんに回帰している。先進国がリサイクルのためガラスびん。
日本もペットボトルをやめようよ、といって、びんっていう時代がくるかもしれません。これもイノベーションのひとつ。びんに戻るということは、材料としてだけでなく、過去に存在したものでも新しい時間との組み合わせをおこなうことでイノベーションをおこしています。
5)新産業組織
新しい組織の導入。流通チャンネルも含まれます。たとえば、本屋さん。出版社は、「なるべく本屋に置きたくない」と今思っています。学生にアンケートをとった結果。「一週間に3回以上コンビニに行く人」は8割ぐらい。「週3回以上本屋に行く人」は1割ぐらい。
明らかに、出版社としては、コンビニに本を置きたい。出版社にとってみると、本屋というチャンネルをやめよう、と考えることもある。これも新しい組織のひとつ。また、モチベーションとか、ストックオプションなどもイノベーションのひとつ。また、モチベーションを、形にして、組織を変えたり、制度に変えたりする。そういうことを全部含めてイノベーションをおこし、また、それらを順次組み替えたりすることが、新産業組織のイノベーション
 
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